文学フリマ東京39に出店します。
12月1日(日)12:00~17:00
東京ビックサイト 西3・4ホール
E-15 ロビンソン・ファクトリー
主催者HP
https://bunfree.net/event/tokyo38/
入場料1,000円
18歳以下 無料
出店者入場証が届き、気がつくと残り10日ほどに迫っています。
準備期間は十分あったのに、今回は新しいものは作れませんでした。そんなに数を増やす必要があるのかと考えてしまったからです。
会場を回っていると、1冊の本しか売っていない人を見かけます。
それしか作れなかったからだと思うのですが、たった1冊を何部か重ねて机の上に置いているその姿は清々しく、野武士のようにも、女神のようにも見えてしまい、ふらふらと近づいて手に取ってしまったことは何度もありました。
あの格好良さが頭に浮かぶと、机の上に何冊も隙間なく並べてしまう自分のブースの方が貧弱に思えてしまうのです。
1冊で勝負、これがぼくの代表作、人生のすべて、感性の結晶。
でも結局、1冊に絞ることなどできないのです。
たくさん並べれば、一つくらい気に入ってもらえるものがあるかもしれない。そんな思いがどうしても離れず、どこに何を並べるか、ディスプレイを考える毎日です。