無事に終了しました。
お越しいただいた方、お買い上げいただいた方、ありがとうございました。
開場時間前から多くの人が入口前に並んでいて、これは大変なことになると心配しましたが、開場して何分経っても、何時間経っても、ぼくのブースの前は人通りがまばらでした。
それでも、もしかしたらという希望を持っていたので、なかなかブースを離れてほかの人のところを見に行くことができませんでした。
終了時間が近くなり、勇気を振り絞って10分ほどほかの人たちの作品を見て回りました。
戻ってくると「買いたいという人がいらっしゃいましたよ」と隣のブースの人が教えてくれました。「また後で来るって」。
この広い会場は、一度離れると同じ場所に戻ることが困難です。
残念ですが、その人とは縁がなかったのです。
ところが、しばらくしてその人は戻ってきてくれました。
買った本
『植物園』
垂井真 さらさちさ・著
手のひらサイズの蛇腹の手製本。
片側は短歌、反対側は詩、2人の共作。
柔らかな風合いの紙を使用し、薄いインクで印刷された余白も美しい作り。
芯の強さが感じられる詩と、ユーモアが滲み出る短歌と。
日曜日の朝に触れると、1日が詩的に彩られていく一冊。