ロビンソンのまいにち

フリーランスで本のデザインとDTP

イタリア語を読む

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 数年前から独学でイタリア語を学んでいます。

 主な教材はNHKラジオの「まいにちイタリア語」とテレビの「旅するためのイタリア語」。

 テレビの講座はもともと「旅するイタリア語」だったのですが、コロナ禍で旅行ができなくなりタイトルが変わりました。

 その講座の講師である原田先生の本を作っていたのだと知ったのは、レイアウトがほぼ終わり、奥付の原稿を見たとき。

 恩師の手助けができた教え子、のような気分です。

 

 ぼくには難しい本ですが、勉強を続けていくうちに、きっと少しずつわかっていくはずです。

 Forza!

 

 『イタリア語を読む』

 京藤好男 原田亜希子・著 三修社

 

 装丁はやぶはなあきおさん。

 

 DTPを担当しました。

 

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書類を入れる棚

 仕事の書類を入れる背の高い棚。

 古道具屋で買ったものですが、引き出しの開閉はスムーズです。

 A3が入ります。

 先日6年ぶりに棚の裏側を掃除しました。

 埃はあまりなかったけれど、背面の板が劣化してボロボロ。

 引き出しが背板に当たって止まる構造のため、閉めるたびに板を少しずつ壊していたのです。

 知らなかった。

 

 棚は全部で18段。

 進行中の仕事だけを入れていて、一度に全部が埋まったことはまだありません。

 同時にこれだけの仕事が入ったら、とても一人ではこなせません。

 

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抵抗と日系文学

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 こんな表紙なんだね。

 届いたレターパックの中から取り出した本を見て、ちょっと驚きました。

 何ヶ月もかけてDTPで本文を作ってきましたが、カバーや表紙は別の人が担当したため、表紙を見たのはこの時が初めて。

 第二次世界大戦時、アメリカに暮らした日系人作家は何をどう語ったのか。

 そんな重いテーマの本なので、これほど軽やかな雰囲気の表紙は想像していませんでした。

 DTPの最中は、文字を読むより形を見ることに集中します。

 字間は狭くないか、または広すぎないか、数字は正しく表示されているかなど。

 プリントアウトしたものをざっと読んではいますが、内容を理解するほどではありません。

 本の形になると、読みたい気持ちがムクムクと湧いてきます。

 

 『抵抗と日系文学 日系収容と日本の敗北をめぐって』

 牧野理英・著 三修社

 

 装丁は宗利淳一さん。

 

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 DTPを担当しました。

期間限定

 冷たく澄んだ空気の中に浮かぶ遠くの山。

 冬は、マンションの廊下から富士山が見えます。

 じっくり眺めていたいのですが、あまりに寒くて長居はできません。

 屋上へ行けば、もっと大きな姿が見えるはず。

 でも、残念ながら屋上への立ち入りは禁止されています。

 

 

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日本史の200人

 紀伊國屋書店で棚を眺めていたら、よく知っている本が目に入ってきました。

 

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 入口に近い、こんな目立つ場所に置いてあるなんて。

 一番上にある本には「見本」のシールが貼られ、小口からインデックスが出ています。

 本を手に取った人がわかりやすいよう、編集者が工夫して作ったのでしょう。

 この場所を確保するため、営業の人がどれだけ頑張ったのか。

 

 

『教養として知っておきたい「日本史の200人」一問一答』

金谷俊一郎・著 ベレ出版

 

 カバーデザインとDTPを担当しました。

雪の降った翌朝

 前日の雪で路面が凍り、駐車場から通りに出る数メートルの坂道を上ることができず、車が立ち往生していました。

 同じマンションに住む運転手の男性が、バケツにお湯を汲んで持ってきました。

 そろそろと路面にお湯をかけますが、前輪周辺のわずかな氷が溶けただけ。

 車を動かすにはほど遠い。

 建物の北側、日中でも日の差し込まない場所です。

 管理人が出勤してくるまで、まだ2時間ほどあります。

 車が出せないなら、今日は仕事を休んじゃえ!

 きっとそんなわけにはいかないでしょう。

 ぼくは部屋に戻って仕事です。

 

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