ロビンソンのまいにち

フリーランスで本のデザインとDTP

抵抗と日系文学

 f:id:robinsonfactory:20220215192626j:plain

 

 こんな表紙なんだね。

 届いたレターパックの中から取り出した本を見て、ちょっと驚きました。

 何ヶ月もかけてDTPで本文を作ってきましたが、カバーや表紙は別の人が担当したため、表紙を見たのはこの時が初めて。

 第二次世界大戦時、アメリカに暮らした日系人作家は何をどう語ったのか。

 そんな重いテーマの本なので、これほど軽やかな雰囲気の表紙は想像していませんでした。

 DTPの最中は、文字を読むより形を見ることに集中します。

 字間は狭くないか、または広すぎないか、数字は正しく表示されているかなど。

 プリントアウトしたものをざっと読んではいますが、内容を理解するほどではありません。

 本の形になると、読みたい気持ちがムクムクと湧いてきます。

 

 『抵抗と日系文学 日系収容と日本の敗北をめぐって』

 牧野理英・著 三修社

 

 装丁は宗利淳一さん。

 

  f:id:robinsonfactory:20220215192646j:plain

 

 DTPを担当しました。