ロビンソンのまいにち

フリーランスで本のデザインとDTP

本の背文字『出る単特急』の場合

 『TOEIC®︎ L&R TEST 出る単特急 金の1000問』は、特急シリーズの中で一番厚い18.5ミリの束幅があります。

 

 本の背文字は、束幅の影響を受けます。

 幅が狭ければ、文字を小さくしたり変形しなくては入りません。

 書店の棚に収まったとき、遠くからでもしっかり見える必要があるため、入ればいいというものではありません。

 

 『出る単特急 金の1000問』がもっと薄い本だったら、「1000」を入れるのに悩んだはずです。

 細長くしないと入らないし、あまり細くすると読みにくくなります。

 前後の文字と太さが違って見栄えも悪くなります。

 

 この本は余裕で「1000」が入りましたが、そのまま(正体で)入れるとバランスが悪かったので、20パーセント細くしています。

 

 

 

TOEIC®︎ L&R TEST 出る単特急 金の1000問』

 TEX加藤・著 朝日新聞出版

 

 カバーデザインを担当しました。