ロビンソンのまいにち

フリーランスで本のデザインとDTP

辞書の匂い

 本を広げ、顔を近づけると辞書の匂いがしました。

 紙とインクの香り。

 たぶん小学生の頃にかいだ辞書と同じ匂い。

 そんなことがあるでしょうか。

 使われている紙とインクが辞書特有なものだとは思えません。

 小説など一般書との違いはなんだろう。

 文字数の多さ。

 インク量の多さ。

 それが強い香りを放って、記憶にある辞書と結びついたのかもしれません。

 

 

 『プラクティカル 医学略語辞典』

 後藤幸生・著 南山堂

 

 カバーデザインを担当しました。