2022-09-03 ランチタイム 日常 昼食はだいたい作ります。 一番多いメニューはオムレツ。 年間200食ほどになるでしょうか。 毎回真剣に調理をしていたら、プロになっているかもしれません。 いや、200回程度でなれるほどプロは甘くないでしょう。 オムレツのプロになりたいのかというと、そうではありません。 ただ、これだけ作っていても、毎回形が違うことを考えると、きっとぼくは調理の仕事は向いていないのです。 適性がない職業がひとつわかっただけでも、作り続けた意味はあります。
2022-08-12 フレックス 日常 1人で仕事をしているので、時間は自由に調整できます。 出勤、休憩、退勤。 でも、気を緩めてしまうと何もしないで1日が過ぎてしまうため、規則正しい生活をしています。 昼休みは12時から。 昼食を買いに出かけます。 街に人が溢れてくる時間帯。 自由なのに、よりによって混む時間を選んでしまうのは、かつての会社勤めの体験が、いまだ身体に残っているからでしょうか。 昼休みに、仕事から一時的に解放された人たちの和やかな姿を見ると、同僚と一緒に過ごした日々を思い出します。
2022-08-06 フォントのはなし 仕事の本 本を作るとき、最初に悩むのは本文の書体選びです。 本を開いている間、常に目にするものなので慎重に考えます。 内容に合った表情の書体を使うのは、料理に合ったワインを選択するようなもの。 料理の素材を知り味を感じ、ワインの重み、コクとの相性を精査する。 『日本の自然風景ワンダーランド』で使った書体は「りょうText」です。 ふくよかで優しいフォント。 専門的な言葉が散見される地理学の本が、心地よく頭の中に入ってくるはずです。 『日本の自然風景ワンダーランド』 小泉武栄・著 ベレ出版 カバーデザインは竹内雄二さん。 DTPを担当しました。 書体選びは編集者との協働です。
2022-07-27 Fax? 仕事 ある施設を使うため、そこの事務所に電話をすると「申込書をFaxで送るので記入して送り返してください」と言われました。 Faxって? もう10年くらい使っていません。 受信モードにして、Faxの前でじっと待ちました。 少しずつ吐き出される感熱紙は茶色になっていましたが、幸い文字は読めました。 フリーランスとして仕事を始めたとき、Faxは最初に揃える機材のひとつでしたが、状況は変わりました。 書類はPDFにしてメールで簡単に送れます。 ぼくの仕事ではすっかり出番がなくなってしまいましたが、必要とされる場所がまだあることを知りました。
2022-07-23 辞書の匂い 仕事の本 本を広げ、顔を近づけると辞書の匂いがしました。 紙とインクの香り。 たぶん小学生の頃にかいだ辞書と同じ匂い。 そんなことがあるでしょうか。 使われている紙とインクが辞書特有なものだとは思えません。 小説など一般書との違いはなんだろう。 文字数の多さ。 インク量の多さ。 それが強い香りを放って、記憶にある辞書と結びついたのかもしれません。 『プラクティカル 医学略語辞典』 後藤幸生・著 南山堂 カバーデザインを担当しました。
2022-07-18 小さい扇風機 仕事 ノートパソコンが熱を持ちます。 冷やすため、小さな扇風機を回しました。 いい具合に冷えます。 ついでに手元も涼しく快適です。 ただ、パソコンの横に置いた書類がフワリと舞ってしまうのは困ります。
2022-07-03 週末の朝 日常 週末の朝だけ、玄関の掃除をします。 本当は毎日した方がいいのですが、部屋の掃除だけでいっぱいいっぱいです。 箒ではいたあと、古布で拭きます。 土足で歩くところだから、布は真っ黒になります。 新しい仕事が入ってきますようにと祈りながら。