ロビンソンのまいにち

フリーランスで本のデザインとDTP

音読特急



「中身は読むのですか?」

 

 本のカバーを作っていると言うと、ときどき聞かれます。

 読みます。

 少なくともその努力はします。

 打ち合わせのときに、担当者から本の概要とデザインの希望を聞き、目次と原稿をもらいます。

 専門書だと理解できない部分も多く、読めているとは言えないのですが、ひと通り原稿に目を通します。

 原稿はまだ揃っていなくて、一部分のこともあります。

 デザインのヒントを見つけようと必死に読んだりはしません。

 ゆるく読みながら、本の全体像をイメージしていきます。

 一番大きなヒントは、担当者との会話の中にあることが多いのです。

 

 『特急シリーズ』は、あらかじめ原稿を見ることがなく、本ができてから読みます。

 テスト対策のような真剣な読み方ではないから、本来の使い方ではないでしょうが、楽しんで本を広げています。

 『音読特急』は、スマホで音声を聴き流すだけでも英語の勉強になる気がします。

 

 『TOEIC®︎ L&R TEST 音読特急 速聴力をつける』

 駒井亜希子 Daniel Warriner・著 朝日新聞出版

 

 カバーデザインを担当しました。

仕事の前に

 仕事を始める前に、必ず掃除をします。

 仕事部屋だけでなく、家全体に掃除機をかけます。

 いつからこの習慣がついたのか。

 きっかけはコードレスの掃除機を買ったことでした。

 取り回しが想像していたより楽で、少し大げさにいえば新しいスクーターを手に入れたような気分。

 近所を乗り回すだけでは物足らず、三浦半島一周に出るように、家の中を隈なく掃除し始めました。

 おもちゃはいつか飽きるもの。

 それでも部屋が綺麗になる快感が、この素晴らしき習慣を生んだのでした。

 

ヨコハマハンドメイドマルシェ

 

 ヨコハマハンドメイドマルシェにお越しいただき、ありがとうございました。

 普段お会いできないような方々とお話ができ、とても面白い時間を過ごせました。

 ただ、あまりに広くて、ほかのブースをゆっくり見ることができないのは残念でした。

 こうしたイベントは、小さい方が居心地がいいかなと感じました。

 

ミンネで販売を開始しました。

minne.com

世界史劇場 項羽と劉邦

 



 『世界史劇場 項羽と劉邦

 

 ポストに入りませんでしたと、配達員が玄関まで届けてくれた包みには、書籍の見本が入っていました。

 本文440ページ、厚さ25.5ミリ。

 自分でカバーを作った本ですが、製本されたものを手にすると、そのボリュームに驚きます。

 

 エンターテイメント歴史書とでも呼んだらいいのでしょうか。

 混み入った歴史も、語り方次第で頭に残りやすくなるのだとわかります。

 いや、覚えよう、勉強しようと力むから忘れてしまうのかもしれません。

 この本に登場する指南役の「てるてる君」を見ていると脱力して、そんな気がしてきます。

 

 

 『世界史劇場 項羽と劉邦

 神野正史・著 ベレ出版

 

 カバーデザイン(イラストも)を担当しました。

 

 帯を外すと、劉邦の手に剣が握られています。

 

ハンドメイドマルシェ

 

 パシフィコ横浜において開催されるハンドメイドマルシェに参加します。

 先日、主催者から出店者向けのガイドが送られてきました。

 会場のレイアウトを見てびっくり。

 整然と並んだブースの、その数の多いこと。

 2500人が参加するというのは、こういう状態になるのだと呆然としました。

 自分のブースに丸をつけてみます。

 大海に漂う浮き輪のようです。

 急にアウェイ感に襲われました。

 

 

 ヨコハマハンドメイドマルシェ2022

 https://handmade-marche.jp/

 

 ロビンソン・ファクトリー

 N-58

 6月4日(土)のみ参加。

 手作りの本を出品します。

特急シリーズ

 TOEICの解説書「特急シリーズ」は、最初の1冊から制作に関わっています。

 現在60冊を超えていて、カバーに使う色の選定に悩むようになりました。

 赤、青、緑、紫、オレンジ、主要な色はだいたい使いました。

 色は、担当の編集者と相談します。

 編集者の希望を念頭におき、色チップを広げて考えます。

 使ったことのない色は、まだこんなにたくさんある。

 見本帳の中に希望を見出します。

 

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 『TOEIC®︎ L&R TEST 出る問特急 金の文法』

 TEX加藤・著 朝日新聞出版

 

 カバーデザインを担当しました。

 

仕事のための読書

 仕事の参考資料として、司馬遼太郎項羽と劉邦』を読んでいます。

 項羽と劉邦、2人がどんな人物だったのか。

 それを少しでも広く理解するために読み始めましたが、上巻を読み終える頃にはすっかりただの楽しい読書になっていました。

 そうなると、仕事をすべき時間帯に読むのは、若干後ろめたさを感じてしまいます。

 もっとつまらなければ、堂々とメモを取りながら昼間に読めるのに。

 といっても、1人で仕事をしているので、誰にも注意はされません。

 

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