こんな表紙なんだね。
届いたレターパックの中から取り出した本を見て、ちょっと驚きました。
何ヶ月もかけてDTPで本文を作ってきましたが、カバーや表紙は別の人が担当したため、表紙を見たのはこの時が初めて。
第二次世界大戦時、アメリカに暮らした日系人作家は何をどう語ったのか。
そんな重いテーマの本なので、これほど軽やかな雰囲気の表紙は想像していませんでした。
DTPの最中は、文字を読むより形を見ることに集中します。
字間は狭くないか、または広すぎないか、数字は正しく表示されているかなど。
プリントアウトしたものをざっと読んではいますが、内容を理解するほどではありません。
本の形になると、読みたい気持ちがムクムクと湧いてきます。
『抵抗と日系文学 日系収容と日本の敗北をめぐって』
牧野理英・著 三修社
装丁は宗利淳一さん。
DTPを担当しました。